リアライズブログ

将来が不安で仕方ないアラフィフ独身独り暮らしの男です。老後資金、親の介護、田舎の実家の相続問題、孤独死など、団塊ジュニア世代が抱える問題について勉強して少しでも不安を解消していきたい。そして学んだ知識や情報をアウトプットしていきたいと思います。

「日本発「ロボットAI農業」の凄い未来~2020年に激変する国土・GDP・生活」窪田新之助(講談社+α新書)

今まで最先端テクノロジーに関する書籍を何冊か読んでみたのですが、いまいち具体的にどう使って何に活かすのか解りにくいと思っていました。


5Gで同時に色んなものが繋がってIoTが発達するとか、ビッグデータによってAIがドンドン進化して2045年にシンギュラリティが起こるとか。


マクロ的な社会の変化、全体的なものはぼんやりと掴めたのですが、どんな分野でどのように使いこなしていくのかを具体例を挙げて解りやすく解説してくれているのがこの本です。
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日本の農業と言えば、減反政策や補助金制度といった極端な保護政策を長年続けた結果、世界と戦えるような競争力を失くし、今では高齢化による大量離農の時代に入り衰退の一途をたどっているというイメージでした。


しかし、それが逆に農林議員の利権やJAの呪縛といった弊害から解放され、新たなビジネスとして発展する大きなチャンスになっているようです。


最先端テクノロジーを駆使して、農作物を栽培管理し集まったビッグデータを解析して、農産物だけでなくノウハウも海外に輸出する。


そんなビジネスモデルが出来ようとしています。


IoTと言えばエアコンや冷蔵庫といった家電製品がインターネットと繋がって、仕事から帰ってくる前に部屋を快適な温度にしてくれたりとか、冷蔵庫のなかの食品を適正に管理してくれたり料理の提案をしてくれたりといった使い方しか知りませんでした。


しかし、農業に関しては田んぼの水温や水量、気温といった情報をスマホに常に知らせてくれたり気象のデータを送ってくれたりと離れていても管理できるように使えます。


田植えや稲刈り草刈りといった作業はAIを搭載した無人のトラクターやコンバイン、ルンバのような草刈りロボットが全てやってくれます。


また、今まで高価な無人ヘリコプターでいっせいに行っていた農薬の散布は安価なドローンで必要なところにピンポイントで散布出来るようになります。


他にも夜間に害虫を駆除したり、同じ田んぼや畑のなかでも生育が遅れている箇所を上空から見つけて肥料を散布したりといった事も可能になります。


今までは農家の経験と勘で行っていたことが科学的にデータとして解析されて農作物の生産に活かされて収穫量のアップにつながります。


将来的にはこれらのデータはビッグデータとして蓄積し解析されて日本の農業の大きな資産となります。


それはやがてノウハウとして海外に輸出して日本の外貨獲得にもなるし、世界の食料問題の解決にも貢献できます。


この本に書かれていることが現実のものになってほしいですね。


そして、最先端のテクノロジーをどう使って活かしていくのか。そのアイデアを見つけることが大きなビジネスチャンスにつながっていくのだと、あらためて思いました。