絶対100まで生きてやる!

50代未婚。田舎の実家に高齢の両親を残し、都会で独り暮らししながら運送会社に勤務。年収300万円未満。近い将来親の介護で離職してたちまち貧困に陥るのではないか、あるいはもっと先には誰にも看取られず寂しい孤独死が待っているのではないかと常に不安を抱いている団塊ジュニア世代。

快眠と不眠のメカニズム 田中匡 日刊工業新聞社

快眠と不眠のメカニズム (B&Tブックス)

100歳まで健康で長生きしたい。

 

そのために食事、運動、睡眠についての正しい知識を身に着けて、健康長寿になるための習慣を作りたい。

 

中でも睡眠は特に重要だということで、もっと知識を深めたいと思い、この本を手に取った。

目次とあらすじ

第一章 眠りのメカニズム

第二章 睡眠時間7時間の人が最も長寿である

第三章 快適睡眠のためにすべきことは?

第四章 不眠はつらいが、不眠症はもっとつらい

第五章 今話題の睡眠改善薬、睡眠導入剤とは?

第六章 いびきと歯ぎしりは侮れない 睡眠時無呼吸症候群

第七章 睡眠障害が、生活習慣病うつ病の発症原因となる

 

本の前半では睡眠のメカニズムや役割、睡眠が健康にとっていかに重要かを説いた後、快適に眠るための指針、健康づくりのための睡眠指針を示している。

 

後半では不眠症睡眠障害睡眠時無呼吸症候群などの弊害についての解説や改善策について語られていて、これらの病気で悩む人たちにとっては参考になる。

感想

本の後半は睡眠に関連する病気についての解説に費やされているので、この辺りは自分が知りたいこととは違うので流し読みしたが、不眠に悩む人にとっては大いに参考になる内容だと思うので読んでほしい。

 

睡眠と健康について知りたい自分にとっては前半の部分が大いに興味深い内容だった。

 

睡眠は健康にとって重要な役割を担っている

睡眠中には脳の中で記憶の固定化をしたり、様々なホルモンを分泌して体全体の修復をする。

 

さらに、免疫のメンテナンスをして外敵に備えたり、生活習慣病メタボリックシンドロームに罹患することことを防ぐ役割を持っている。

 

睡眠をとらないと肥満につながり、肥満はあまたの疾患の元凶になる

睡眠時間が4時間以下の人は73%も肥満になる確率が高く、その原因は「グレリン」というホルモンで、これは食欲刺激物質であるという。

 

睡眠時間が短くなるとグレリンの分泌回数が増加し、食事の回数が増えて肥満になってしまうという。

 

ほかにも睡眠不足は高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームとも深い関連性があり、百害あって一利なしである。

 

睡眠時間7時間が最も長寿

老化の原因といわれる活性酸素を消去する抗酸化物質のメラトニンが睡眠と覚醒に関与していることから、睡眠も寿命に関連するのではないかと推測される。

 

また、睡眠時間と寿命についてアメリカの110万人を対象にした調査から1日6~7時間眠る人の死亡率が最も低いことが分かった。

 

快適睡眠のための指針12か条

睡眠をおろそかにすると、健康リスクを負うことになるので、これを避けるためにも睡眠の質と量が重要となる。

 

厚生労働省はこのような睡眠リスクを懸念し、医療にかかわるあらゆる専門家を集めて快適な睡眠を得るためのはどのようにしたらいいかを研究し、その成果として快適な睡眠のための12の項目を出した。

  1. 睡眠時間をあまり気にすることはない
  2. 刺激物を避け、寝る前に荷は自分なりのリラックス法を
  3. 眠たくなってから床に就く、就寝時刻にこだわりすぎない
  4. 同じ時刻に毎日起床
  5. 光に利用でよい睡眠
  6. 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
  7. 昼寝をするなら、15時前の20~30分
  8. 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起き
  9. 睡眠中の激しいいびき・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
  10. 十分眠っても日中の眠気が強いときは、専門医に
  11. 睡眠薬代わりの寝酒は、不眠のもと
  12. 睡眠薬は、医師の指示で正しく使えば安全

1の睡眠時間を気にしないとは、個人差や年齢、季節によって睡眠時間は違って当たり前なので、7時間にこだわる必要はないということ。

 

3の就寝時刻にこだわりすぎないに関しては、逆に、同じ時間に寝て、同じ時間に起きることだけは心がけてほしいと説いている本もあったので?ではあるが、眠ろうと意気込みすぎるとかえって目がさえてしまうからということだと解釈した。

 

健康づくりのための睡眠指針7か条

厚生労働省は快適な睡眠をとるためにはどうしたらよいかを、7か条にまとめ解説している。

  1. 快適な睡眠で生き生き健康生活
  2. 睡眠は人それぞれ、日中元気溌剌が快適な睡眠のバロメータ
  3. 快適な睡眠は、自ら作り出す
  4. 眠る前に自分なりのリラックス法、眠ろうとする意気込みが頭をさえさせる
  5. 目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計のスイッチオン
  6. 午後の眠気をやり過ごす
  7. 睡眠障害は、専門家に相談

要するに睡眠をとらないと健康を害するので、正しい知識を身につけて、自分に合った良い睡眠のとり方を見つけて、それでもだめなら専門医に相談しなさいということ。

まとめ

  1. 睡眠は健康にとって重要な役割を担っている
  2. 睡眠をとらないと肥満、高血圧、糖尿病などあまたの疾患の元凶となる
  3. 睡眠時間7時間が最も長寿
  4. 快適睡眠のための指針12か条
  5. 健康づくりのための睡眠指針7か条