
昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代。
高齢者の仲間入りまであと10年ほど。
今日も愛知県の片隅で4トントラックに乗ってコンビニの荷物を運んでいます。
2024年、僕のふるさと石川県で能登半島地震という大きな悲劇があった一方で、
株価はバブル期の最高値を超え、2026年現在では7万円台へ。
春闘では、大企業が次々と賃上げ。
ニュースだけを見ていると、
まるで日本は完全に復活したかのように見えます。
でも――
その景気回復、僕たちのところまで来ていますか?
僕は1995年、就職氷河期のど真ん中で社会に出ました。
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件。
社会が不安に包まれていたあの年です。
希望していた企業には入れず、
卒業後もしばらく無職。
ようやく見つけたのは、
ハローワークで見つけた小さな運送会社でした。
親には失望されました。
あれから30年。
職場は変わっても、やっていることはほとんど同じです。
トラックに乗り、荷物を運ぶ。
夕方から夜中まで働き、
気がつけば視力は落ち、体は確実に衰えてきました。
今の手取りは月25万円前後。
ボーナスなし。退職金なし。
正直、一人で生きていくだけで精一杯です。
ニュースでは「賃上げの波」と言うけれど、その波は、大企業の中だけで完結していないでしょうか。
大企業のボーナスが初めて平均100万円を超えたなんてニュースもありますが。
僕たちのような中小の運送会社は、
荷主企業に仕事をもらう立場です。
運賃を上げてほしいなんて簡単には言えない。
言った瞬間に、
「じゃあ他に頼むからいいよ」
それで終わりです。

この構造の中で、
どうやって給料を上げろというのでしょうか。
さらに追い打ちをかけるのが、
いわゆる「物流の2024年問題」です。
残業時間の上限規制。
本来は良いことのはずです。
でも現実は――
残業が減る=収入が減る
ただでさえギリギリの生活なのに、
ここからさらに削られるかもしれない。
しかも現場は慢性的な人手不足。
人が足りないのに、給料は上がらない。
むしろ下がる可能性すらある。
これが、
「景気回復期のはずの日本」で起きている現実です。
僕は思います。
氷河期世代って、
ずっと同じ構図の中にいるんじゃないかと。
・就職できない
・仕方なく入った会社で低賃金
・転職しても同じ構造
・気づけば年齢だけが上がる
そして今、
「人手不足だからチャンスだ」と言われても、
もう若くはない。
体力も、気力も、20代の頃とは違う。
遅すぎるんですよ。
それでも――
このまま終わるわけにはいきません。
なぜなら、
僕たちはもうすぐ「支えられる側」になるからです。
年金は少ない。
貯蓄も十分とは言えない。
頼れる家族もいない人が多い。
このままいけば、
静かに、でも確実に破綻に向かう人生になります。
だから必要なのは、
「いつか賃上げの波が来るのを待つこと」ではなく、
来ない前提でどう生きるかを考えることです。
厳しい現実ですが、
これが氷河期世代のスタートラインです。
僕も、まだ答えは出ていません。
でも一つだけははっきりしています。
何も変えなければ、何も変わらない。
同じ時代を生きてきた人なら、
この感覚、きっと分かるはずです。


















