親戚のおばさんが膵臓がんになった話
昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代、お一人様。
今日も愛知県の片隅で細々と生きています。
先日、父方の親戚のおばさんがすい臓がんに罹ったという知らせが飛び込んできました。
70歳半ばを過ぎた後期高齢者なので、いつどんな病気にかかってもおかしくはない年齢なのですが、仲のいい従弟のお母さんで、小さいころにかわいがってもらった思い出のある人なので少なからずショックです。
幸い初期で見つかって、これからどのような治療をしていくのかわからないですが、写真で見る限りは顔色もよく元気そうでひとまず安心です。
ところですい臓がんとはどんな病気なんでしょうか?
何度かドラマの登場人物がかかったりするのを観たことがありますが、発見や治療法が難しく、見つけた時にはもう手の施しようがない状態というストーリー展開ばかりで、怖い病気というイメージがあるのですが、実際はどうなんでしょう?
医療技術も治療薬も日進月歩だし、癌も僕らが子供だった時代と比べて絶対治らない病気ではないと聞きます。
先ずは癌についての基礎知識を生成AIに聞いてみました。
1.がんとは何か?
〇がんは、遺伝子が傷ついた異常な細胞(がん細胞)が集まってできる病気です。
〇がん細胞は増え続け、固まりを作る性質を持っています。
〇また、がん細胞は増え続けるだけでなく、周囲に広がったり(浸潤)、ほかの臓器に移ったり(転移)して新しいがんを作る特徴があります。
2.がんについて知っておきたいこと
〇現在、日本人の二人に一人は一生のうちに何らかのがんになると言われています。
〇がんは、すべての人にとって身近な病気ですが、その症状や経過は、がんの種類や見つかったときの状態によって異なります。
〇「がん情報サービス」では、様々ながんに関する情報を提供しています。
3.がんの治療と向き合い方
〇がんの治療方法は多岐にわたります。標準治療や診療ガイドラインに基づいて適切な治療を受けることが重要です。
〇がんと向き合う際には、専門家とのコミュニケーションやサポートを活用し、心身の健康を保つことが大切です。
今はネット社会だから、情報はパソコンで検索すればいくらでも得られるので、普段から信頼できる情報やサポートを提供してくれるサイトを見つけておいて、いざという時に備えておくのが大事だと感じました。
次に、がんと言っても胃がん、肺がん、皮膚がんとか様々な種類のものがありますが、いったいどれくらいあるのでしょう?
癌は様々な部位で発生し、その種類は多岐にわたります。以下に、主ながんの種類と特徴を紹介します。
1.頭部:
〇脳腫瘍:脳内で発生する腫瘍です。
〇頭頸部がん:頭と首の部位に発生する癌で、唾液腺癌や甲状腺がんが含まれます。
2.胸部:
〇肺がん:肺組織で発生する癌で、小細胞肺がんや非小細胞がんがあります。
〇乳がん:乳房組織に発生する癌です。
3.肝臓・胆のう・膵臓
〇肝臓がん:肝臓組織で発生するがんです。
〇胆道がん:胆管や胆嚢に発生するがんです。
4.消化器
〇食道がん:食道内で発生するがんです。
〇胃がん:胃組織に発生するがんです。
〇GIST:消化管間質腫瘍で、胃や小腸に発生します。
〇大腸がん:大腸組織に発生するがんです。
5.泌尿器
〇腎臓がん:腎臓組織で発生するがんです。
〇膀胱がん:膀胱内で発生するがんです。
6.女性特有
〇子宮頸がん:子宮頸部に発生するがんです。
〇卵巣がん:卵巣組織に発生するがんです。
〇子宮肉腫:子宮筋層に発生するがんです。
7.血液・リンパ
〇悪性リンパ腫:リンパ組織に発生するがんです。
〇白血病:血液中の白血球に関連するがんです。
〇多発性骨髄腫:骨髄で発生するがんです。
8.全身
〇皮膚がん:皮膚組織に発生するがんで、メラノーマ(悪性黒色腫)も含まれます。
〇肉腫:軟部組織に発生するがんです。
〇原発不明がん:がんの原因が特定できない場合の総称です。
がんの種類は多岐にわたり、早期発見と適切な治療が重要です。
癌と呼ばないものも含めてこんなに種類があるのですね。
特にGISTなんていう用語は初めて聞きました。
白血病は有名ですが、血液の病気であって癌というイメージはありませんでした。
蛇足ですが、悪性黒色腫は、この前サブスクリプションで見た「巨人の星」で主人公の星飛雄馬の恋人がこの病気で亡くなっていました。
あと、臓器の名前を言われてもその臓器が体のどこにあって、どういう役割を果たしているのかもあまりわかっていない自分を情けなく感じました。
人体についても勉強が必要だと感じました。
つぎに僕のおばさんが患っている膵臓がんとはどのような癌なのか、調べました。
膵臓がんは、膵臓に発生した悪性腫瘍で、その診断と治療は困難な癌の一つです。以下に、その基礎知識をまとめてみました。
膵臓がんとは
〇膵臓にできたがんのことを指します。
〇膵臓がんの多くは、膵管の細胞ががん化して発症します。
原因
〇家族歴、喫煙、慢性膵炎、糖尿病、肥満が関係していると考えられています。
症状
〇初期段階では特に症状がないことが多いですが、進行すると腹痛、背部痛、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる変化)・食欲低下・体重減少などが現れます。
診断
〇症状や身体診察に加えて、血液検査、超音波検査、CT検査、内視鏡検査などが行われます。
罹患率と生存率
〇膵臓がんと1年間で新たに診断される人数は、男性で10万人当たり35.0人、女性では10万人当たり32.0人です。
〇50歳ごろから増え、高齢になるほど発生する人が多くなります。
〇早期発見が難しく、診断された時には既に進行がんであることが多いです。
僕のおばさんの場合、発見が早かったと聞いたのですが、これって奇跡的なことなのでしょうか?
がんに罹ってしまったことは不幸ですが、早期発見が難しい膵臓がんが初期の段階で見つかったというのは不幸中の幸いなんですね。
50歳を超えるとかかる人が増えるということは僕にとってもけっして他人ごとではないのだ。
では、癌の治療とはどのように行われるのだろう?
これもAIに尋ねてみました。
膵臓がんに対する対処法は、症状や身体の状態によりますが、以下のような一般的なアプローチがあります。
1.医療専門家とのコミュニケーション まず、医療専門家との密接なコミュニケーションを保つことが重要です。治療計画の理解、症状の管理、心理的サポートなど、医療チームとのる横行なコミュニケーションは、膵臓がんの対処において不可欠です。
2.緩和ケア 膵臓がんの症状や治療の副作用を管理するために、緩和ケアが推奨されます。緩和ケアは、痛みや他の不快な症状を軽減し、生活の質を改善することを目指します。
3.栄養管理 膵臓がんは食欲を低下させ、栄養摂取を困難にすることがあります。栄養士や医療専門家と協力して、適切な食事計画を立てることが重要です。
4.心理的サポート 膵臓がんの診断は、患者とその家族にとって大きなストレスとなります。心理的サポートを受けることで、この困難な時期を乗り越える手助けになります。
5.治療選択 膵臓がんの治療には、手術、薬物療法、放射線治療、緩和ケアがあります。治療法は、がんの進行の程度やがんの性質、体の状態などに基づいて検討されます。
将来、自分が癌になるかどうかはわかりませんが、もし罹ったらこれらのことを参考にして治療に臨みたいと思います。
そして、やはり気になるのが治療費。
癌の種類や進行状態にもよるのでしょうが、僕のような低収入の人間にも払えるのか?
健康保険料は毎月給料から引かれているし、がん保険には入っていませんが、高額療養費制度もあるのだから、入る必要はないと、いろいろな節約の本に書いてありました。
これもAIに質問してみました。
癌の治療費は、癌の種類、治療法、治療の期間などにより大きく異なります。以下に、一般的な治療費の範囲を示します。
●抗がん剤治療:使用する薬剤と使用頻度によりますが、総額おおよそ13万円から68万円かかることがあります。
●手術等外科的治療:入院と合わせて100万円前後かかることもあります。
●放射線治療:週5日、5週間の治療を行う場合、47万円から70万円ほどかかることがあります。
また、厚生労働省の統計によれば、癌の治療にかかる1年間の自己負担額は平均で約86万円で、償還・給付金額は平均で62万円なので、実質的な自己負担額は24万円となっています。
実質的な自己負担額が24万円程度で済むなら今の貯蓄額で十分賄えるので、やはり、なるかならないかわからない癌のために、わざわざがん保険に加入する必要はなさそう。
治療費を節約する方法はあるの?
がんの治療法を節約する方法はいくつかあります。
1.制度を活用する
●高額療養費制度:この制度を利用すると、医療費が一定額を超えた場合、その超過分が公的な補助によりカバーされます。
●傷病手当金:会社員や公務員の方は、癌の症状や治療による影響で働けず、十分な報酬が得られない場合に、審査に通ると健康保険から「傷病手当金」として給料の約三分の二を受け取ることができます。
●障害年金:診断から1年経過後の場合は、障害年金の申請も視野に入れていきましょう。
2.仕事を調整する
●体調や治療スケジュールに合わせて、仕事の時間や内容を調整することで、収入源を確保することが可能です。
3.支出を整理する
●治療費以外の生活費についても見直しを行い、節約することで治療費に回すことができます。
4.服薬をまとめてもらう
●退院時に1週間後に来るように言われたとしたら「少し多めにください。」と頼んでみるのです。
これらの方法は一般的なことであり、個々の症状や状況により異なる場合があります。具体的な症状や不安がある場合は、医療専門家に相談してください。
やはり制度に関する知識はしっかり身につけておかないと自分が損することになるのでちゃんと調べたほうがよさそう。
おばさんがしっかり治療して長生きできることを祈るとともに、これをきっかけに癌について勉強して、備えたいと思いました。