団塊ジュニアおひとり様のひとり言

50代未婚。田舎の実家に高齢の両親を残し、都会で独り暮らししながら運送会社に勤務。年収300万円未満。近い将来親の介護で離職してたちまち貧困に陥るのではないか、あるいはもっと先には誰にも看取られず寂しい孤独死が待っているのではないかと常に不安を抱いている団塊ジュニア世代。

トラック業界は大変だ

昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代、おひとり様。

 

今日も愛知県の片隅で細々と生きています。

名古屋城天守

4月に入り気温が20度台まで上がる暖かい日が増えてきました。

 

季節の変わり目で天気が目まぐるしく変わったり、昼と夜との寒暖の差が激しいせいか、体調を崩して会社を休む人増えてきました。

 

僕は大手コンビニの店舗に直接荷物を搬入するトラック運送会社に勤務しているのですが、センターを立ち上げた時から慢性的な人手不足で、誰かが休むとその穴を埋めるためにやりくりが大変です。

 

例えば普段は別の荷物を運んでいる他の部署から人を借りて来たり、どうしてもセンター内で人員確保できないときには、土地勘がないにもかかわらず他県の営業所から来てもらわなくてはならないこともあります。

 

僕は勤続10年を超えていますが出入りの激しいこの会社ではかなりベテランの域に入るので、新人には難しい、病院や図書館といった施設内にあって、トラックの駐車位置や荷物の搬入のやり方が複雑、などの癖が強い店舗や気難しいオーナーがいる店舗など、急に自分の担当しているエリア以外のコースにまわらされたりします。

 

僕は元々は地元である石川県の本社の物流センターのドライバーとして入社したのですが、愛知県に物流センターを立ち上げることになり、地元愛知採用のドライバーが仕事を覚えて独り立ちするまで一時的に愛知県内の配送をするということでやってきました。

 

しかし、ふたを開けてみれば、なかなか人が集まらず、入っても短い期間でやめていくことが多くて、2~3か月で石川県に戻るはずがあれよあれよと気が付いてみればもう10年以上こちら愛知県で働いています。

 

夕方から早朝までの長時間労働のわりに賃金が安いこともあり、家族で暮らしている人にとっては条件が悪いのでしょう。

 

だから同僚は中高年の単身者が多く、ドライバーの平均年齢は高いです。

 

若者が入ってこないというのも問題です。

 

実際、トラック運転手の4割は僕のような50代だというデータもあります。

 

うちのような会社でドライバーをするためには中型や大型の免許が必要ですが、法律が変わって、昔に比べて条件が厳しくなって若者が免許を取りづらくなっているのです。

 

僕ら中高年が普通免許を取得したころはそのまま中型のトラックを運転できたのに、今では20歳以上で普通免許を取得してから通算2年以上運転経験がないと中型トラックの免許を取得できないというのです。

 

これはもう、ワンピースのルフィーではないけれど、「トラックドライバーに俺はなる!」と明確な目標がないとなかなか取得する若者はいないでしょう。

 

ですが、今時そんな若者がたくさんいるだろうか?いや、いない。

 

ユーチューバーが、なりたい職業ランキングに入るような時代です。

 

プログラマーやAIエンジニアといった新しい職業に魅力は感じても、きつい汚い危険の3Kがそろい、長時間労働、低賃金のトラック物流業界に魅力を感じる若者は少ないでしょう。

 

将来的には全自動運転のトラックが走って、AIを搭載したロボットやアンドロイドがは実用化されてドライバーなど必要なくなるのでしょうが、まだまだ何十年も先の話でしょう。

 

僕が今の会社に入ってからでもドライブレコーダーで走行スピードが監視されたり、アルコールチェックが厳しくなったり、さらに2023年の10月からはトラックの荷下ろし作業中のヘルメット着用が義務付けられるなど、今までは比較的緩かったことがどんどん厳しくなってきました。

 

もちろんコンプライアンスを守ることや安全に繋がることは、不祥事続きでイメージの悪いトラック業界にとっては大いにやるべきことなのですが、コストがかかりドライバーが負担に感じることばかりで、それに見合った賃金の上昇といったドライバーの待遇改善につながっていないというのが現場の僕が感じることです。

 

2024年問題もあってますます慢性的な人手不足で高齢化も進むトラック物流業界が、これからどうなっていくのか、もうしばらく現場から見守っていこうと思います。

レンゲソウ

僕が住んでいる愛知県尾張地方では田植え前のこの時期に、田圃の土を肥やすための緑肥としてレンゲソウの種が播かれ、まるで赤紫色の絨毯のように田圃を彩っています。

レンゲソウ

僕が生まれ育った北陸地方はコメの一大生産地で、昭和50年代の僕が小さかったころまでは、広い扇状地平野のはるか地平線のかなたまで田んぼが広がっているような景色でしたが、レンゲソウの絨毯のような光景を見た記憶がなかったので、愛知県に転勤でやってきたときに田圃のこの光景は新鮮で感動しました。

 

レンゲソウには根っこの一部に「根粒菌」という菌を住まわせていて、空気中の窒素を植物が使える形に変える特別な能力を持っています。

 

レンゲソウを田んぼに播くことにより土壌が肥沃になります。

 

いつまでも残しておきたい日本の原風景ですね。

2050年には単独世帯での未婚率が60%に⁈

昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代、おひとり様。

 

今日も愛知県の片隅で細々と生きています。

ネットニュースを見ていたら、自分にとっては他人ごとではない深刻な記事を見つけました。

 

厚生労働省は「日本の世帯数の将来推計」で2033年には1世帯当たりの人数が1.99人になり、初めて2人を割り込むとする推計を公表しました。

2020年には2.21人だったものがどんどん減り続けて、2033年には1.99人、そして2047年には1.92人まで落ち込んで、その後は横ばいで推移するということです。

 

世帯数は単独世帯が増えるから2030年に5773万世帯まで増え、その後は人口減少の影響で減少に転じていき、2050年には5261万世帯まで減少するそうです。

 

家族構成も「夫婦と子供」や「夫婦のみ」といった複数の世帯から「単独世帯」の増加が顕著になり、2050年には44.3%が単身世帯になる予測されているそうです。

 

ここからが僕にとって一番目を引いたのですが、単身一人暮らしは僕一人だけではなく、こんなに増えるんだ、と、ちょっと安心したというか…。

 

赤信号、みんなで渡れば怖くない、じゃないけれど。

 

65歳以上の単独世帯に占める未婚者の割合は男性が33.7%から59.7%、女性は11.9%から30.2%ととなり、近親者のいない高齢単独世帯が急増する。

 

2050年と言えば僕は79歳なので、まさにドンピシャでこの59.7%に入るのだなぁ~。

 

最後に、このデータを発表した厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所はこんなコメントを発表したそうです。

 

「身寄りがなく、生活の支援を受けづらい高齢者が増えていく。医療・介護の問題だけでなく、金銭管理や意思表示などの日常生活の細かなサポートが必要な人を支える仕組みを早急に考えていく必要がある」

 

逆に言えば、今のうちに信頼できる仲間をたくさん作って、なるべく資産を増やして、痴呆症や寝たきりの生活にならないように健康管理に気を付けたり、生活習慣を改善すればいいということでしょう。

 

老人になって独り暮らしはもうほぼ確定的なので、そんな状態になってもなるべく周りに迷惑をかけずに豊かで楽しい人生をおくれているように、今から何ができるのか、どんな準備をすればいいのか考えていきたいと思います。

 

春の名古屋市名城公園

昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代、お一人様。

 

今日も愛知県の片隅で細々と生きています。

 

2024年4月13日土曜日の愛知県は上空高いところに薄い雲が広がっていますがおおむね晴れの良い天気でした。

 

気温も25度近くまで上がって、いよいよ春も本番です。

 

どこからともなく春を告げるヒバリやシジュウカラのさえずりが聞こえ、家の近所では発情期を迎えた猫がまるで化け猫のようなおどろおどろしい声で鳴いています。

 

今日は夏日の一歩手前まで気温が上がったので、街中を歩いていると半そでティシャツ一枚の人もいました。

 

しかし湿度が低いので風はさわやかで、僕のように原チャリで移動するには一番上にパーカーを羽織ってその下にもう一二枚着た方がいいという、服装に少し困る日でもありました。

 

2~3年前のちょうど今頃に名古屋市名城公園にチューリップを見に行ったことを思い出し、低収入でも心豊かな人生を、と最近改めて願っている僕は、この休日を利用して久しぶりに地下鉄を乗り継いで1時間かけて行ってきました。

 

名城公園名古屋城の北部に隣接する公園で、芝生広場や噴水池、せせらぎ、熱帯植物を展示したフラワープラザなど四季折々の花々が楽しめる約80ヘクタールもある公園です。

 

正式には名古屋城エリアも含めて名城公園と言うようですが、無料の公園エリアとは違い、名古屋城内エリアに入るには入場料が必要です。

名古屋城天守

何年かぶりに地下鉄名城公園駅を降りて2番出口から外に出ると、公園内に何か大きな建物を建設中で、看板にIGアリーナと大きく書かれてありました。

 

調べてみると正式名称を愛知国際アリーナという愛知県立新体育館だということです。

 

現在は名古屋城の南部エリアにドルフィンズアリーナと呼ばれている愛知県体育館があり、毎年大相撲名古屋場所が行われていますが、25年7月には新しく完成した新体育館で大相撲名古屋場所こけら落としとして行われるようです。

 

ここに来るまで全く知らなかった!

 

IGアリーナのIGとというのは企業グループ名でネーミングライツと言うそうですが、名古屋ドームをバンテリンドーム、福岡ドームを福岡PayPayドームと呼ぶのと同じ事のようです。

 

それはともかく、公園に入ってみると園内には花を楽しんだり芝生で遊んだりするために訪れた人が結構いて賑わっていました。

ネモフィラ

小さい子供や犬を連れた家族が芝生でボール遊びをしたり、日差しを避けるためなのか、小さなテントがたくさん並んでいました。

 

また、アジア系外国人のインスタグラマーらしき人が何人もいて、思い思いのポーズで花と一緒に写真に収まっていました。

 

中には結婚式の記念写真なのか、結婚式からそのままやってきたようなスーツとドレス姿の外国人カップルもいました。

 

園内にはチューリップをはじめ、牡丹、芝桜、ネモフィラといったきれいでかわいらしい花が咲いていて目を楽しませてくれます。

名城公園のチューリップ

また、ベニバナトキワマンサクという樹木の鮮やかな赤い花がひときわ目を引きました。

ベニバナトキワマンサク

以前、この時期に訪れた時はちょうど見ごろだったのですが、今年はチューリップに関しては少しピークを過ぎてしまっていたようです。

少しピークを過ぎたチューリップ

ソメイヨシノは去年より10日くらい遅かったから、チューリップもまだ少し早いかもしれないと思っていたのですが、むしろ逆でした。

色鮮やかな紅色の牡丹

多分、ワスレナグサ


しかし、花のシーズンはまだまだこれからです。

 

藤、ツツジ、バラなどの花々が次々と咲いていくので、今年はいろんな花を愛でて写真に収めたいと思います。

 

 

 

 

団塊ジュニアの僕は40歳の時に結婚を諦めた

昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代、お一人様。

 

今日も愛知県の片隅で細々と生きています。

 

もう一月以上前の事ですが、3月1日に大リーグ・ドジャース大谷翔平選手が結婚を発表したことが大きなニュースになりました。

 

有名人の結婚の話題などほとんど報道しないNHKのニュースにも取り上げられたくらいだからよっぽどです。

 

大谷選手はドジャースと契約し、10年で550万ドル、日本円に換算すると現在のレートで1015億円になるという大金を手にするんだとか。

 

年収にすると100億円超え!

 

その他にスポンサー契約の副収入が約50億円あるそうです。

 

自分の収入300万円と比較すると3333.333…倍以上と、天文学的レベルの差です。

 

これはもう悲しくなるよりおかしくて笑ってしまいますね。

 

有名人の結婚報道があるたびに僕は何とも言えない気持ちになります。

 

苦しみ、悲しみ、後悔、虚しさなど、負の感情がいろいろごちゃ混ぜになった、本当に何とも言えない気持ちなんです。

 

特に、晩婚化が進んだ現代では40代、50代の男性有名人が20代、30代の年の離れた女性と初婚で結婚という報道も多い。

 

40代前半くらいまでは自分もひょっとしたら・・なんて淡い期待をしてたこともあったけれど、実現不可能な幻想にすぎなかったと今は思います。

 

大谷翔平選手のように年収100億円超えとまではいかなくても、40代50代になっても結婚できるような人はみな、かなりのお金を稼いでいる人ばかりだと思います。

 

僕のように50歳を過ぎても年収300万円未満なんて人間のところに嫁いでくれる女性などいるはずもなく、いるとしたらそれは新しい刑罰であると思います。

 

しかし、こんな僕でも30歳まで5年くらい付き合った同い年の女性がいました。

 

結婚を意識してお互いに貯金をして資金を作っていたこともあったのです。

 

しかし、当時ブラック企業で達成困難なノルマを課せられ、ダメ社員として日々上司から罵声を浴びせられていた僕は身も心もすり減らし、一日が早く終わらないか、次の休日が早く来ないかと指折り数えるばかりで、とても将来の展望を考える余裕なんてありませんでした。

 

そうしてずるずる結婚を先延ばししているうちに結局はいろんな事情が重なって別れてしまいました。

 

その後ブラック企業は退職し、いくつかの会社を転々としましたが、パワハラする同僚や上司のいる会社ばかりにあたって働くことが怖くなり、実家に戻ってぶらぶらしていた時期もありました。

 

こうやって自信を無くし、親をはじめとした周囲の無理解から引きこもりとなってしまった同世代の人たちが60万人近くいて8050問題という大きな社会問題になっています。

 

また、うつ病を発症するなど精神を病んでしまい自ら命を絶ってしまう人たちもたくさんいました。

 

僕の小学校の同級生や、女友達の旦那さんなど、僕の周囲にもそういう悲劇が起こりました。

 

失われた30年は団塊ジュニア世代にはとてもつらく厳しい時代だでした。

 

僕は引きこもりになる一歩手前で何とか踏みとどまることができましたが、それでも、ノルマを達成できれば高い収入が望めるような会社はもうこりごりだったので、収入は低いがゆったり働ける今の会社に就職した。

 

しかしその頃には僕は40歳になっていて、20代で結婚した同級生たちはもう小学生や中学生の子供がいました。

 

この収入で今から結婚して子供をもうけて大学までやると考えると、自分は還暦を過ぎてしまいます。

 

それに、たとえ共働きだとしても今の生活レベルを維持することは不可能だと思いました。

 

もしかしたら将来、年老いた親の介護もすることになるかもしれない。

 

親世代まで当たり前だった普通の幸せな中流家庭を築くという自分の人生のイメージがガラガラと音を立てて崩れ去りました。

 

こうして僕の人生から「結婚」の二文字は削除されました。

 

事情はそれぞれ違うでしょうが、僕と同じように50歳を過ぎても結婚していない同世代独身者は何人もいます。

 

僕の周りの小学生や中学生のころからの同級生にも何人かいます。

 

みんな20代までは彼女がいましたが40代までには別れてしまい、10年以上彼女がいないというやつばかりです。

 

やはり貧乏でも異性と付き合えるのは若いうちだけなのです。

 

40代50代で貧乏な男のところに嫁に来てくれるような奇特な女性はいません。

 

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではないですが、団塊ジュニア世代をはじめとする就職氷河期世代の中には経済的な理由から僕のように結婚をあきらめている人は意外と多いはず。

 

団塊ジュニアの未婚率はどれくらいなのか生成AIに質問してみたら次のような答えが返ってきました。

 

団塊ジュニア世代の未婚率は男性が35.6%、女性が23.1%です。この数値は団ジュニア世代の親世代と比較すると、男性の未婚率は14倍に増え、女性の未婚率は4倍に増えました。

 

なぜ、彼らは結婚を望むのに、前の世代までは当たり前だった結婚ができないのだろうか。最大の理由は「結婚資金」にあるようです。団塊ジュニア世代は最初から給料が低いとされています。バブル世代が35歳まで急角度で賃金が上がったのに対し、団塊ジュニア世代は最初のペースこそバブル世代を上回ったものの、その後の賃金の伸びが圧倒的に少なく、バブル世代以上に頭打ちが早いとの指摘もあります。

 

この未婚問題は、そのまま日本社会の少子化につながる重要な課題ですね。

 

この35.6%という数字が生涯未婚率なのかバツイチやそれ以上の結婚経験者が含まれるものなのかはっきりしませんが、僕たち団塊ジュニア世代男性の10人中3人以上が独身者ということになります。

 

団塊ジュニア世代の人口は約980万人なので、半分の490万人が男性とすると約174万人が独身ということになります。

 

さらに就職氷河期世代の男性未婚率は正社員で24.7%、派遣・契約社員で60.6%、パート・アルバイトでは79.4%もあるということです。

 

やはりこの国は今、独身の中年男性で溢れているのです。

 

将来自分を含めて、貧困孤独死する男性が急増しないことを願うばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賃金上昇の波は、はたして団塊ジュニア世代の僕のところまでとどくのか?

昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア世代、おひとり様。

 

今日も愛知県の片隅で細々と生きています。

 

2024年が明けて、いきなり能登半島地震という大きな不幸に見舞われましたが、それでも株価はどんどん上昇し、バブル期に付けた最高値の38000円を超え、ついに40000円を突破しました。

 

先日の2024年の春闘では大企業が軒並み労働組合の要求通り、またはそれ以上の回答を出すという、賃金上昇の大きな波が起こりました。

 

日本経済は失われた30年という経済の低迷期を抜け、本格的に回復に向かいつつあるのでしょうか。

 

このことを受けて、日銀も17年ぶりに金利を引き上げることを発表したとの報道を見ました。

 

このニュースを見た僕の感想は、ちょっと判断が早すぎるんじゃないか?というものでした。

 

中小零細企業の賃金上昇の機運がまだまだ弱いこの時期に金利を上げるのは、個人的には次期尚早だと思うのですが。

 

元受けである大企業と比べて立場の弱い中小零細企業にとって、まだまだ人件費分の価格を商品に上乗せしにくい雰囲気はあると思うし、金利が上がって借り入れに躊躇して設備投資しにくくなっては、せっかく賃金上昇の波が起こりつつあるのに出鼻をくじいてしまうことにならないでしょうか?

 

僕は大学を卒業して就職した1995年から今に至る30年間のほとんどを運送業に従事して毎日中型トラックを運転しています。

 

当時、自然破壊といった環境問題に関心があったこともあり、環境保護への取り組みに積極的な企業を選んで就職活動をしていましたが、バブル崩壊後の就職氷河期ということもあり、希望した企業には内定がもらえず、卒業式を済ませた後もなかなか就職が決まりませんでした(自分が不甲斐ない部分もあるだろうが)。

 

阪神淡路大震災や、地下鉄サリン事件を発端としたオウム真理教の事件が世間を騒がせる中、新緑の季節を迎えた5月ごろに、ようやくハローワークで見つけた、トラックを運転してジュースを自動販売機に補充する10人そこそこの小さな会社に就職できました。

 

親からは失望されてしばらく険悪な仲になってしまいましたが、それ以来、トラックを運転する似たような業種の会社を転々として、今はコンビニの店舗に荷物を搬入する会社で10年以上働いています。

 

勤務時間は夕方から夜中の2時か3時頃までの真っ暗な時間に活動していて、遠くを見渡すということがないためか、1.5だった視力が、まるで夜行性の動物みたいにすっかり近眼になってしまい、今ではメガネ無しでは運転できなくなってしまいました。

 

現在勤めている会社は荷主企業から仕事をもらってコンビニに荷物を搬入させていただいている、という立場なので、もし荷主企業の機嫌を損ねたらほかの運送会社に鞍替えされて、たちまち仕事が無くなってしまいます。

 

そんな弱い立場だから、従業員の給料を上げるために運送料を上げさせてくれ、とはなかなか言えないのではないでしょうか。

 

そんなことを言えば、もっと運送料が安くても請け負ってくれる運送会社に頼めばいいだけです。

 

団塊ジュニア世代は人口ボリュームも多いし企業の負担も重くてなかなか賃金を上げづらいとも聞きます。

 

その上こんなに立場の弱い中小零細企業のところにまで本当に賃金上昇の波が来るのでしょうか?

 

毎月の月収は手取りで24万円そこそこ、ボーナスも無いし、会社を辞めても退職金も出ないような会社です。

 

こんな小さな会社にもいつか賃金上昇の波は訪れてくれるのかなぁ?

 

もう一つ心配していることがあるんです。

 

今年、運送業界には大きな転換点が来ようとしているのです。

 

物流の2024年問題

 

物流の2024年問題とは何か生成AIに質問してみると次のような答えが返ってきました。

 

「物流の2024年問題」は、働き方改革関連法によって、2024年4月1日以降、「自動車運転の業務」に対し、年間の時間外労働時間の上限が960時間に制限されることで発生する諸問題の総称です。

 

この問題は、トラックドライバーの労働時間に影響を及ぼします。具体的な課題としては以下の点が挙げられます。

 

1.トラックドライバーの給料減少:トラックドライバーの時間外労働が制限されることで、給料が減少する可能性があります。

2.トラック輸送リソースの減少:長時間労働を減らすために、トラックの運転手が不足することで、輸送リソースが減少するおそれがあります。

3.モノが運べなくなる・モノが作れなくなる:トラックドライバーの労働時間制限により、物流のスケジュールや供給チェーンに影響が出る可能性があります。

 

この問題に対して、荷主やトラック事業者は労働環境の改善や予約システムなどの対策を検討し、影響を最小限に抑える必要があります。物流業界にとって重要な問題であり、私たち全員に関係するものです。

 

このように時間外労働が減って、賃金上昇どころか逆に減少するかもしれないというのです。

 

現在はろくに休憩時間も取れずに12時間近くかつかつで働いているので、労働時間が減ることはよいことだと思うのですが、ただでさえ一人で生きていくのがやっとという給料で、これ以上減らされたらワーキングプアになってしまいます。

 

また、今でもなかなか従業員が定着せず、慢性的に人員不足の状態なのに給料が減っては悪循環に陥って会社としての存続も怪しくなってしまいます。

 

慢性的に人員不足の物流業界なので50歳を超えていても経験豊富なドライバーは雇ってくれるとは思いますが、いまさら転職して環境を変えるのもしんどいし、古い体質が残るこのトラック業界において下手な会社に就職して身も心もすり減らしてしまうことになるのも嫌です。

 

何とか今務めている会社が生き残って、さらに賃金上昇の波が来てくれることを願っています。

 

 

 

 

 

団塊ジュニア、分かりにくい年金制度をAIに聞いてみた。

昭和46年(1971)生まれ、団塊ジュニア、おひとり様。

 

今日も愛知県の片隅で細々と生きています。

 

僕はそろそろ老後のことも考えていかねばならない年齢です。

 

老後の資金、健康医療、介護制度など知っておきたいことはたくさんありますが、中でも年金制度はしょっちゅう見直しされて、ころころ変わるので、ややこしい。

 

自分はいったいいくら受け取れるのだろうか?

 

年金制度そのものが無くなるなんて都市伝説もささやかれていますが、それはない(少子高齢化で衰退していく日本が20~30年後に中国の一部にでもされていない限りはだが)としても、僕らの親世代との世代間格差はかなりあるようです。

 

いつかしっかり調べてみたいと思っていますが、団塊世代と僕らより下の若者世代では受け取れる年金の額が3600万円も違うというのを何かで読んだことがあります。

 

過去に年金制度について解説した本を何冊か読んでみたのですが、数字もたくさん出てくるので数学が苦手な僕にはどうもよくわからないです。

 

そこで、生成AIに年金制度について小学生にも解るように解説してくれと聞いてみました。

 

すると次のような回答が返ってきました。

 

年金ってなに?

年金は、毎年もらえるお金のことです。具体的には、65歳になると国民年金または厚生年金に加入していた人がもらえます。年金は、老後の暮らしを支えるために与えられるお金です。具体的な年金額は人によって異なりますが、65歳になると毎年もらえることになります。

 

年金は何をしてくれるの?

年金は、歳をとったときだけじゃなく、いかのようなばあいにももらえます。

  1. 歳をとったとき:65歳になると老齢年金としてもらえます。
  2. 大きなけがや病気をしたとき:障害年金としてもらえます。
  3. 亡くなったときに家族へ:遺族年金としてもらえます。

年金は、事故や傷害などで万が一のときのための保険として存在しています。国がみんなから保険料を集めて運営しており、その運用益も年金の財源として活用されています。

保険料を支払ってないとダメ?

年金をもらうためには、年金保険料を支払っているかどうかが重要です。年金保険料を支払っていない方は年金を受け取る資格がなくなってしまいますが、お金がなくて保険料を納めることがむずかしい場合は免除申請をすることができます。

 

年金制度は、みんなが安心して老後を迎えられるように設けられています。

 

すごく簡潔でわかりやすい説明ですが、小学生レベルの説明ではさすがに簡単すぎました。

 

試しに中学生レベルだとどんな説明になるのでしょうか?

 

年金は、日本の公的年金制度で、様々な状況において私たちの生活を支える仕組みです。中学生でもわかるように説明しますね。

1.年金ってなに?

〇年金は毎年もらえるお金のことです。

〇65歳になるともらうことができます。

〇「国民年金または厚生年金」に加入していた人がもらえます。

2.年金は何をしてくれるの?

〇年金は歳をとったときだけじゃないです。

〇大きなけがや病気をしたとき、亡くなったときにももらえます。

3.歳をとったらもらえる年金?

〇65歳になると「老齢年金」として毎年もらえます。

〇ただし、もらえる年金額は人によって異なります。

4.大きなけがをしたときにも?

障害年金としてもらえます。

〇けがや病気が障害と認められると、年金が支給されます。

5.一家の主が亡くなったときにも?

〇遺族年金としてもらえます。

〇一家の大黒柱が亡くなったときに支えてくれます。

6.年金はみんなもらえるの?

〇65歳になると皆もらえます。

〇大きなケガや亡くなったときにもらえます。

〇ただし、条件を満たす必要があります。

7.保険料を支払っていないとダメ?

〇年金をもらうためには保険料を支払う必要があります。

〇お金がない場合は免除申請ができます。

8.年金はだれからもらえるの?

〇国が年金を支給しています。

〇保険料や税金を集めて、年金を支給しています。

年金は、私たちの社会保障の一翼を担っており、老後や予期せぬ事態に備えて大切な制度です。

 

説明の項目が少し増えたけど、おおむね同じ内容でした。

 

歳をとるか、ケガや病気になるか、亡くなったときに家族が受けとれるということと、ちゃんと支払っていないともらえませんよ、ということです。

 

ちなみにさらに高校生レベルの説明を求めたら途端に難しくなって、年金制度だけじゃなく医療保険介護保険雇用保険労災保険といった日本の社会保障制度や生命保険や損害保険といった民間の保険についても言及してきました。

 

これらのことも気になりますが、また改めて勉強していきたいと思います。

 

とにかく、生涯未婚、おひとり様はほぼ確定なので、貧困、孤独死だけでも避けるために今の内から知識をつけていきたいです。